PhotoshopとCLIP STUDIO PAINTで同じ画像を加工してみた。
理由としては自分はクリスタユーザーでPhotoshopは体験中の身分である。
歴史の深いPhotoshopの方が本などで魅力的な加工を紹介しているものが多く、それをCLIP STUDI PAINTでもできるようにしておきたいというのが狙いだ。
出来上がった画像
Photoshopで加工したのがこちら
CLIP STUDIO PAINTで加工したものがこちら
①歪みを修正する。
Photoshop
フィルター→レンズ補正を選択する。
ここからグリッドを表示してレンズ収差などを修正するのかと思ったが、最近のPhotoshopは撮ったカメラのレンズ情報に基づいて自動で補正できるようだ。
CLIP STUDIO
遠近補正などはあるが、レンズ歪み補正に対応するような機能はなし。
CLIP STUDI PAINTだけでなくPhtoshopも持って置こうかと真剣に考えるようになった。
②水彩っぽいエッジを抽出する
エッジ用に画像レイヤーを複製しておきましょう。
Photoshop
- フィルター→フィルターギャラリー→表現手法→エッジ光彩
- 滑らかさは大きめ、1線の幅は小さめでOKをクリック
- できたレイヤーを選択して以下を実施
- イメージ→色調補正→階調の反転をクリック
- イメージ→色調補正→色彩、明度を選択→彩度を-100にする。
- レイヤーの不透明度を50くらいにして、描画モードを乗算にする。
CLIP STUDI PAINT
基本的にエッジを抽出→ガウスぼかしの流れになる。エッジ抽出のやりかたは基本的に2通り
- ①レイヤーをLT変換→出来上がったレイヤーから輪郭のみを残して残りは削除。
②レイヤーから線画を抽出→ラスターレイヤーを用意して転写する→色域から白の部分を選択してデリート
あとはガウスぼかしをかける。
塗り用のレイヤーを作成し、色を塗っていく。
こちらはPhotoshopとCLIP STUDIO PAINTで特に変わらない。
- 画像レイヤーを複製しておく
- 色調補正から「階調の反転」
- 描画モードを覆い焼きカラーにする。
- 描画色を黒にしてお好みのブラシで塗っていく。
最後にテクスチャを加える。
Photoshop
- [ファイル]→[埋め込みを配置]をクリック
- テクスチャ用の画像を選択し、一番上のレイヤーに持ってくる。
- レイヤーの描画モードを「乗算」に変更する。
CLIP STUDIO PAINT
- 素材からテクスチャを選択する
- 一番上のレイヤーに持ってくる
- レイヤーの描画モードを「乗算」に変更する。